ポイント

「先生の目指す診療は?、経営は?」

目指す診療方針経営

開業を目の前にして様々なことが頭を駆け巡っていらっしゃると思いますが、まず考えなければいけないことは「診療方針」「経営方針」作りですが、開業後に行いたい診療イメージや経営目標は、すでに固まっていらしゃいますか?

米国では、歯科医師を以下の3つに分けて呼ぶそうです。

  • Tooth Dentist
  • Mouth Dentist
  • People Dentist

これを日本語にあてはめたある歯科医師によると、それぞれ、「職人」「設計士」「医師」となるとのことですが、これまでの日本の歯科医療は保険を中心とした治療医療(対処型医療)でしたが、今後の日本の歯科医療に何が望まれるのか?、先生ご自身で実現されたい歯科医療とは?をご一緒に考えてみたく思います。

一方の「経営」面ですが、日本では歯科医師の約85%が診療所に勤務し、全数の約55%が開設者(個人事業)や法人の理事長となっております。※1
その個人事業(診療所全体の約78%を占める)の歯科診療所の平均年商は4,470万円(約372万円/月)でしかなく、そこからの手残りは年間1,270万円(約105万円/月)です。※2

この手残りから院長(開設者)の報酬や銀行返済などの内部資金に充てられる訳ですから、余裕のある経営とは言えません。

いくら良い診療をしているという自負があったとしても、新たな投資や設備修繕のための蓄え、そしてスタッフの頑張りに報いるための報酬アップなどを考えると、やはりある一定以上の「経営=業績」を目指す必要があります。

どうすればそのような経営が実現できるのか?をご一緒に考えてみたく思います。

  • 1.平成30年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
  • 2.令和元年 医療経済実態調査(医療機関等調査)報告